「DIYでサンルーム温室16」エピローグ

サンルーム建築が終わって数年経ち、色々と使用感がわかってきましたのでこの辺りで締めたいと思います。
実際に興味を持ってくれている方々が気になると思うところをまとめます。

サンルーム温室のまとめ


冬場は温かいのか?

はい、温かいです。
ただし、昼間に太陽が差し込む日は。
曇っていると、母屋の室内より寒く、外よりは温かい、というくらいです。

晴れの日は、温かいというか、換気扇を回さないと30度は軽く突破して、40度近くまで上がります。
うちは26度くらいから換気扇が回るように設定していますが、それでも30度を少し超えるくらいまで上がります。

気温が上がるということは、湿度は相対的に下がるので、室内はカラカラです。熱帯植物には厳しい環境でしょう。
もし、換気扇がなければ、確実に枯れてしまうと思います。


冬の夜は何度まで下がるか?

ヒーターを入れていないと、普通に外気温近くまで下がります。
昼間に30度超えていた室内温度は、日が沈むとともに徐々に下がり、21時~22時ごろには下がりきります。
ペアガラスで、壁もスタイロフォームで断熱設計していても、この程度の保温です。
市販のポリカ屋根のサンルームだともっと早いでしょう。

なので、昼間と夜の温度差は30度にもなります。
これも、植物には厳しい…


ヒーター保温の電気代は?

正確なところはわかりませんが、結構掛かります。
うちは10度に設定していますが、冬の夜の外気温は2度~3度くらいが多いので、8℃上げることになります。

1000Wのヒーターで、その程度の保温は能力的に大丈夫ですが、寒い夜は結構ヒーターが稼働している割合が高いです。
夜間電力だけを使うのであれば、月1500円。
その時間以外も、寒い日は稼働しますので+1000円程度となるのではないかと思います。


洗濯物は乾くか?

これは、雨の日にサンルームで洗濯物を干したい、という奥様方が多くいるのではないかと予想しますが、乾きません。
風がほとんど無いことが理由です。
そして、サンルーム内にこもった水分が抜けないので、室内干しと同じです。

確かに晴れの日は温度が上がるので乾きますが、それでも冬場ですら、外に干すほうが乾きます。冬の雨の日、外に干しても乾きませんが、サンルームに干してももっと乾きません(笑)
トータルで見ると、室内干しよりはマシ、という程度でしょうか(^^ゞ

なんだかネガティブな事ばかり書いてしまいましたね…

でも僕は建てて良かったと思っています。不満点はいろいろあっても、やってみなければわからないことも多くありましたし、それが次の作品に繋がっていくからです。
それに、これが無いと熱帯植物を育てるのは難しいですから。

肝心の費用は?

最後にサンルームを建てるのに掛かった費用をザックリ書いておきます。
…が、詳細にデータを残しておくのを忘れたので、大体です。
  • 基礎、タイル貼り外注:50万
  • サッシ3面:50万
  • 木材等:5万
  • 屋根関連:3万
  • 外壁関連:3万
という感じで、その他色々入れて120万円ほどでしょうか。

サッシがかなり高いです。特に「オープンウィンフォールディング」という全開口のサッシが30万円近くします(^^ゞ
物置小屋を建てた時は、規模はそちらのほうが大きかったですがサッシが小さく安かったので、トータル金額は物置の方がかなり安いです。

この金額が高いか安いか、ですけれど、市販のサンルームキットを施工してもらうと、同じ規模ならそのほうがずっと高価です。
なので、断熱設計になっていて、部屋としても使えるサンルームがこの値段、というのは僕的には大きなメリットです。

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コメント

  1. 安部正和 より:

    楽しく拝見させていただきました。ウッドデッキの上に、小さなサンルームをやってみるかと、参考になるものをググり到達しました。と頃で、ひとつ知りたかったことに、母屋との隙間をどうするかがありました。素人工作でピタッっとは不可能ですので。壁のクラックを埋める円くてながーい発泡スチロールみたいのを、押し込み、上から壁紙でごまかすかとか、考え中です。どうされたのでしょうか?できればお教えください。

  2. Nariyuki より:

    安部さん
    訪問ありがとうございます。
    ご質問の件、ちょっと長くなりますが回答させていただきます。

    まず母屋とサンルームの間ですが、僕はサンルーム側を塗り壁材で仕上げています。その塗材の中にハイフレックス(木工用ボンドと同じと思ってください)が入っていますので、かなりの接着力があります。
    今はサイディングと隙間なく施工できています。ただ、いずれひび割れ等が発生する可能性もありますね。
    その場合どうなるか?

    ここで、母屋の壁材であるサイディングの構造を考えなければなりません。
    サイディングは、実は壁材の中は通期構造になっていますので、サイディングとサイディングの合わせ目から雨等は普通に入ります。
    雨を防いでいるのは、サイディングの内側にある、透湿防水シートです。(一般的にはタイベックシートが用いられます)

    なので、ピッタリとサイディングとサンルームをくっつけて、その隙間を防いだとしても、サイディングの中を通る雨は、再度サイディングから染み出します。
    そのため、僕はサンルームの中には雨が入る前提で設計しています。
    今まで、台風などの時、わずかに中に雨水が入っているのが確認できています。

    ただし、上端である母屋の壁と屋根の上の継ぎ目に関しては、「「DIYでサンルーム温室7」屋根編」を見ていただいたとおり、金属の水切りを付けて、シリコンコーキングで雨の侵入を防いでいます。
    コーキングは綺麗に仕上げるのはそれなりに難しいですが、ある程度なら初めてでもそれなりにはできます。専用工具も安いし柔軟性もありますので、これでクラックを塞ぐ、というのが現実的かと思います。

    また何か質問があれば、お気軽にどうぞ。
    頑張ってください。

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