「住宅コラム」小屋裏に換気扇

皆さんのお家は、夏場の最上階は暑いですか?

たぶん、暑いと思います。
例えば2階建ての家の場合、1階より2階のほうが暑いはずです。

それでは、その上にある屋根裏-いわゆる小屋裏ですが-そこはさらに暑いのか、知っていますか?
「小屋裏換気のために通風があるから暑くない」
なんてことは殆どなく、暑いです。
外断熱の場合はだいぶマシですが、それでも2階より更に暑いでしょう。

試しに、最低・最高気温を記録できる温度計を小屋裏に置いてみたらどうでしょう?

僕の家は常に小屋裏の気温が確認できるように、デジタル温度計を設置していますが、夏場の15~16時ごろは、何もしなければ軽く40度を超えています(^^ゞ
5月でも天気のいい日に小屋裏に入ると、暑くて5分と居られません。
まぁ、普通に内張り断熱の家なので、当然なのですが…

屋根瓦が暑くなり、それからの輻射熱が入ってくるので、自然換気では追いつかない状態です。
温度計を監視してみると、小屋裏の温度が外気温と同じ程度になるのは、夜の10時を回ってからです。

そんな状態では、室内でエアコンを回しても効率が悪いし、当然窓から外気を入れても、気温はなかなか下がらないでしょう。

小屋裏に換気扇を設置して強制換気しよう!

そこで、僕の家では小屋裏にダクト用の換気扇をDIYで設置して、小屋裏の最も高い位置の空気を外に排出するようにしています。
タイマーで14時~23時ごろまで回るようにしていますが、この換気扇を設置してから2階の過ごしやすさがかなり改善しました。

夜の就寝前に窓を開けていても、暑く寝苦しかったのが、外気温に近いくらいまで下がるようになり、少し扇風機を回すだけでエアコンが不要となりました。
小屋裏の温度計を見ても、もちろん換気扇があったとしても暑くはなりますが、最高温度は下がっていますし、日が沈んでから温度が下がるまでの時間も短くなっています。

設置したのはもう5年も前ですが、その頃は小屋裏の強制換気についてはあまり情報がなかったので、DIYするしか手はなかったのです。
でも、今は色々なメーカーが専用の換気扇を販売していますので、誰でも簡単に設置することができるようになりましたね。

2階の暑さに悩まされている人は、このような設備を検討してみてもいいかと思います。

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